なまヘル

アウトドアとバイク

Bandit1200 持病と修理メンテNo.3「キャブオーバーフロー」

なまずヘルメットのなまヘルです。

今日はもう8年乗り続けてるバイク、スズキ Bandit1200の話です。走行距離30000kmで中古で購入してから現在80000kmくらいです。旧車ではないと思いますがそれなりにぼろいです。

年式もそこそこ、走行もそれなりに行ってるのでちょいちょい壊れたりメンテが要ったりしてるので記事にしてみます。今回はNo.3、キャブのオーバーフローです。修理やメンテというより故障事例の紹介です。

 

キャブを開けたことは何度もあります。以前タンクが錆びた件について記事にしました。錆がキャブのフロートバルブに詰まってバルブが開きっぱなし→ガソリンがシリンダまで流れていろいろとめちゃくちゃになります。いわゆるオーバーフローってやつです。

 

オーバーフロー

・燃料コックとキャブのフロートバルブの両方が効かなくなってガソリンがキャブに流れ込み続ける。

・キャブからエンジンのシリンダ、エアクリにも投げれこむ

・シリンダとピストンの隙間からクランクケースにもガソリンが流れ込む。クランクケースが「満タン」になる。

 

もう意味わからんくらいぐちゃぐちゃですよね。エンジンもかかりません、セルすら回らないかもしれません。

一つずつ解消していくしかありません。僕が行った対処まとめます。写真はないです。

・タンク外します。

 ガソリンが流れ込んでいろんなことになってます。とりあえずガソリンが流れないようにしときます。

・セル回る?オイルレベルは?エアクリは?

 とりあえずチェックです。エアクリに水抜きのホースみたいなのがついてると思います。抜いときましょうガソリン出てくるかも。僕の時はセル回らんオイル満タンエアクリボックスからかガソリン出てくるでフルコンプでした。セルが回らない場合キックしたり押しがけしようとしたらだめです。下手したらコンロッド曲がります。

ここから対症療法です。

・エアクリボックスのガソリン抜き、エアフィルター乾燥です。

やるだけです。できますね。

・オイルを抜きます。

 交換じゃないです。ガソリン交じりのオイルを捨てます。普段のオイル交換より大量に出てくるので注意しましょう。僕の時は10Lくらい出てきました。近所のガソリンスタンドをバケツで往復しました。

・プラグを抜いてセルでクランキングします。

ここまで「セルが回らない」と言ってきました。なぜか、ガソリンがが流れ込んだシリンダは圧縮できないからです。エンジンは液体を圧縮できるようにはできていません。セルが回らない場合プラグを抜いてクランキングするとガソリンが噴き出します。ウエスをエンジンの上に掛けておきましょう。

・プラグをつけなおして始動できるか確認です。

とりあえずセルが回ればOK、かからなかったらもう一度プラグを外しで見ましょうプラグが濡れてるかも。

治療します。

・キャブを開けてフロートの三角のやつ外してパーツクリーナ吹いて組みなおせば大体治ります。

 

教訓を犯して洩れ得たら幸いです。

今回写真なしですが次写真とる機会があったら更新します。